【お酒飲み過ぎ注意報】お酒の適当量・目安はどれくらい?禁酒の対象者はこの方!【健康情報サイトは健康Walker】
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百薬の長ともいわれるお酒ですが、適量を超えると自分に有害であるだけでなく、他人にも迷惑です。お酒を楽しむためには、適度な飲酒量を知るとともに、休肝日を設けるなど節度ある適度な飲酒を心掛けることが大切です。
●「適量」はどのくらい?
それでは、“適量”の飲酒とは、具体的にどのくらいの量を指すのでしょうか? 厚生労働省は、国内外の研究の結果から、節度ある適度な飲酒量を「1日平均純アルコールで20g程度」と定義しています。1日の適量は、以下のいずれか1つです。
お酒の種類別1日の適当量の目安(純アルコール20g程度)
ビール・発泡酒(5%)なら……………中びん1本(500mL缶1本)
チュウハイ(7%)なら…………………350mL缶1本
ワイン(12%)なら ……………………ワイングラス少なめ2杯(約200mL)
日本酒(15%)なら ……………………1合
焼酎(25%)なら ………………………0.5合
ウイスキー・ジンなど(40%)なら…ダブル1杯
( )はアルコール濃度
ふだんの飲酒量と照らし合わせて、この目安より多く飲んでいる人は、これを機にぜひ節酒を心がけましょう。ただし、これは男性の場合の基準です。女性はアルコール分解速度が男性より遅い傾向があるため、さらに少ない量に抑えることが推奨されています。65歳以上の人やお酒で顔が赤くなりやすい人も同様です。もちろん、この基準はもともとお酒を飲まない人やお酒が苦手な人に飲酒を勧めるものではありませんので、くれぐれもご注意ください!!
妊娠期・授乳期・未成年・運転者
は禁酒厳守!!
女性とアルコール
男性に比べて女性は体が小さく、肝臓の大きさが小さいため、お酒を飲んだときの血中アルコール濃度が男性より高くなります。また、女性ホルモンにはアルコールの分解を抑える作用があるといわれています。女性にとっての適量は男性よりも少ないという認識をもちましょう。
妊娠中・授乳中は禁酒です
妊娠中や授乳中に飲酒すると、アルコールは胎児や乳児の脳や体の発育に影響を及ぼす恐れがあります。妊娠中は胎盤を通じて胎児に、授乳中は母乳を通じて赤ちゃんにアルコールが運ばれます。妊娠中・授乳中ともに禁酒をしましょう。
未成年とアルコール
未成年がお酒を飲んではいけない理由
1 脳の神経細胞を破壊します
2 性腺が委縮します
3 アルコールを分解する酵素の働きが未発達です
4 アルコール依存症になりやすくなります
5 将来の可能性を奪ってしまうことがあります
こうしたことから、未成年者の飲酒は法律(未成年者飲酒禁止法)で禁じられています。
運転とアルコール
「飲んだら乗るな・乗るなら飲むな」が鉄則です。たとえ少量のお酒でも体に影響を与え、運転能力、判断力などが低下して取り返しのつかない事故を引き起こしてしまいます。
お酒を飲んで運転すると、動体視力の低下、視野狭窄、判断力の低下、集中力の低下、ハンドル操作やブレーキ動作の遅れ、平衡感覚の乱れ等の影響が現れます。
法律により飲酒運転は禁止され、運転者だけでなく運転者に飲ませた人にもその責任が問われます。自分は大丈夫ではなく、少量であってもお酒を飲んだら絶対に車を運転してはいけません。
【情報提供】
厚生労働省
【公式ページ】
⇒ 厚生労働省