管理栄養士
米国NTI認定栄養コンサルタント
豊永彩子です*

「パン」はお好きですか?
カラダのために「我慢」していませんか?

私はパンが好きです。今ではご飯も好きですが、小さい頃は特にご飯よりパン派でした。それ以外にも、パンの仲間 ”小麦製品” のスコーンやクッキーも好物です。
こんなことを言うと必ず「意外だね」と言われます。
『グルテンフリーダイエット』が流行し、拍車をかけたこともあると思いますが、パンを筆頭にパスタやピザ、麺類などの小麦製品は「食べると太る」「控えた方が良い」と認識している方が多い食品であることは間違いなさそうです。
もちろん、『パンばっかり』のチョイスはいろいろとリスクはありますが、我慢ではなく『上手に付き合うスキル』が大切✨
ちょっぴり『脳のお話』も絡めて上手な付き合い方をご紹介😋

パン好きな方へ。
『 美味しいパンを味わって、楽しんで 』日々の生活に取り入れてほしいと思います。「 痩せたいから、綺麗になりたいから好きだけど…パンは我慢する!」という方を増やしたくない…と思っています🍞✨

パンに限らず、カラダに良い悪い関係なく『好きな食べ物』と上手に付き合いながら、自分のカラダと心のコンディションを整えるスキルが必要です。
我慢することよりも食べ物を選択するスキルをつけることにフォーカスするべきなのです✨

そのための、食べ物を選択するスキルとは
『 妥協しないで本当に美味しいものを選ぶスキル』『食べるタイミング(環境)も大切にするスキル』の2つです。

妥協せず、本当に美味しいものを選ぶスキル

分かりやすく私のこだわりをご紹介しましょう*
本当に好きな食べ物だからこそ、『自分なりのこだわりを大切にすること』 が重要です。パンが好きだからといって、どこのパンでも良いわけではないのです。
むしろパンが好きだからこそ、「本当に美味しいと思っているパンしか食べたくない」と思っています。

近所によく行くパン屋さんがあります。
特におしゃれでもないのですが、いつも賑わっているパン屋さん。そこの私のお気に入りは『レーズン食パン』。別のパン屋さんのパンと合わせて何種類も食べ比べましたが、味のバランスやパン生地のずっしり感、トースターで焼いた時の食感…など全てがパーフェクトなのは、今のところ、近所のパン屋さんです✨

(背が高くないトーストなので、厚めに切って格子状に切れ目を入れるのがお気に入り♪)

と、言ったように徹底的に好きなものにこだわりを持つことが、食事を大切にすることにつながり、最終的に” ココロを満たす”食事をするスキルにつながります。

食べるタイミング(環境)を大切にするスキル

毎日忙しくて、食事の時間はショートカット!する方も多いと思いますが、ゆっくり食事をできるタイミングはありますか?
私は好きなパンやお気に入りのグラノーラを食べるのは、基本的にはOFFの日か自宅作業の日。

大好きなものだからこそ、美味しいものを選び、そしてそれをちゃんと味わえるタイミングと環境を選ぶべきです。それにより、

美味しさを味わいココロを満たすことができます

→ つまり、食べ過ぎを予防できるのです。
『太る食品=我慢する』はすぐにできても、一生続かないと意味がないんです。

自然に続けられる習慣や考え方が必要です。

「休みの日の朝に美味しいパンを食べる」日々の生活の小さな楽しみに🍀🍴
いつもの朝を少し特別な朝に☀
同じパンでも満足感はよりUPします🍞✨

大脳皮質を満たす

美味しさには2種類存在し、反応する ”脳”の場所も異なります。
・快楽の美味しさ
・生きるための美味しさ

『 好きなものを美味しく食べる 』というのは、前者の『快楽』を満たす美味しさの事。ココロの栄養補給です。この美味しさを感じた場合は、『大脳皮質』が刺激されます。

一方で『カラダに必要な栄養素を補給する』と言うのは『生きるために必要な栄養を満たす美味しさの事です。この場合は『大脳辺縁系』 ※「疲れた時に甘いものを欲する」など

この2つの美味しさを上手に満たすことが、食べ過ぎを予防し、上手に食事と付き合いながら思い描いた体型や体格を養い、目指す自分になることができます。

ダイエットを頑張っている方、綺麗になりたくて、ストイックになってしまう頑張り屋さんはこの「快楽の美味しさ」を上手に満たせずにいるのかもしれませんね。

注意点として…
パンが主食になることで、ご飯の場合よりもおかずの栄養的質が低下してしまうリスクや、日常的にパン食となることで、小麦タンパク質のグルテンにより、実はアレルギー反応(無自覚)が起こり、ダルさなどの症状が起こっている場合があります。
セリアック症候群とも呼ばれますが、これを防ぐ方法は『パン』を選ぶ日と『ご飯』を選ぶ日をローテションにする、または好物の『パン』は頻度を決めて、ゆっくり食べられるときだけ、などとすることをお勧めします。
『好きなものだからこそ大切に食べる』という心がけもオススメです。

–Information–
今年は、レシピをお伝えする料理教室ではなく、クッキングスキルを身につけるためのワークショップも開催します✨
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ayako

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