こんにちは。医師の奥山輝実です。
時間はとても大切です。お金で時間は買えますが、過ぎ去ってしまった時間を買い戻すことは出来ません。
自家用ジェットは最たる時間の買い物です。ファーストクラスでも飛行機の発着時間はエコノミークラスと同じです。同じ飛行機に乗るわけですから。空港での待ち時間も入出国手続き待ちの時間もありますが、自家用ジェットならそれらの待ち時間はなくなります。
あなたが自家用ジェットを持つと、自家用車で空港内の自分のジェットのタラップに横付けできます。自家用ジェットでの入出国手続きは、わざわざ担当官がジェットに乗り込んできてくれます。自家用ジェットは優先的に離発着できます。目的空港に着陸すると、機内で入国手続きを終えて、タラップに横付けされた自家用車で目的地へと出発できます。もちろん24時間、あなたのスケジュール次第でいつでも離発着できます。
あなたは自家用ジェットの中で、安心&集中しながら仕事を続けることも、誰にも邪魔されずに休養を取ることもできます。
自家用ジェットは現代の武士の茶室でもあります。国家レベルの超機密事項をあくまでプライベトに話し合うこともできますし、興味ある大人の人となりや本音を感じ取ることもできます。粗茶の一服だけで、こちらのすべてをさらけ出し、相手のすべてを見抜くことができる茶室のひとときを自家用ジェットで手に入れることができます。
自家用ジェット内の豪華な設備や調度類、ベッドなどで「大富豪は美人をはべらせながら好き勝手に世界を遊び回っている」と庶民の目を欺きながら、実は世界や国家の行く末、企業の未来がしばしば自家用ジェットの中で決まってしまうこともよくあるのです。
自家用ジェットを持っている経営者も、まだ持っていないけど天運だけは授かっている経営者も、誰もが時間を大切にしていますが、それは「早寝早起き」の習慣に見て取れます。
一流の経営者は早寝早起きです。
寝坊&夜更かしの経営者は三流以下だと見なされます。
1日24時間のどこをどのように使うかで、一流と三流以下がはっきりと分かれます。
一流が滞在するホテルのジムは朝が早いです。世界金融の中心地の一流ホテルのジムは、早朝3時や4時にオープンしているのは当たり前です。同じ系列ホテルでも、ニューヨークは早朝3時オープンですが東京は朝5時に、大阪は朝6時のオープンです。世界の一流ビジネスマンや経営者がどの国のどこに集まっているのか?はホテルの朝ジムを見れば分かります。
一流の経営者は早朝4時までに起きます。軽く身支度を調えてジムに向かいます。日本の温泉旅館の朝のようにヒゲ面&寝ぼけ眼にヨレヨレ浴衣で温泉に向かうようなことはありません。
ジムで泳いでフィットネスをして軽く汗を流しながら身体と脳を目覚めさせます。ヨガや瞑想をする方も多いです。
ジムで汗を流しながら商談やオリエンテーションをしている経営者たちをよく見かけますが、サウナでオヤジ話に花を咲かせている方の中に一流の経営者は見かけません。時には、ここぞとばかりに一緒に汗を流しながらプレゼンテーションをしている若手もいます。きっと未来の一流経営者に育ってくれることでしょう。
ジムの後は朝食時間までメール整理や情報収集をしたり、面談や小会議をします。この早朝の時間帯が一流の経営者にコンタクトしやすい時間帯です。
もし「そんな早くから!君は何を考えとるんじゃ!」と怒られたら、それは一流の経営者ではありませんので、「君子危うきに近寄らず」で縁を結ばない方が賢明です。
一流の経営者は時間を大切にしています。ですから、自分の時間を大切にしてくれる人を大切にします。
メールも要点のみがうれしい。
長い挨拶文や要領の得ない長文は嫌われます。さすがに女子高生のラインのような「一文字」は商用メールでは使えませんが、誤解が生じない配慮がなされていて要点のみが分かりやすく推敲されたメールの発信者には、会ってみたいと思います。
これはプレゼンテーションや商談でも同じです。下手な忖度は誤解の元ですから嫌われます。一流の経営者は決断力も直感力も冴えていますので、ど真ん中ストライクを投げてきてくれると心が弾んできます。小細工は通じませんが、相手の時間を大切にしたいというあなたのリスペクトは、必ず汲み取ってくれます。
一流の経営者は仕事を終えるのも早いです。今できる仕事と今日はまだ出来ない仕事の見きわめをつけるのが早いです。
あなたが一日の中で迷いに費やす時間はどれくらいでしょうか?
仕事を早く終えても、夜のつきあい飲み会や懇親会、政治家との会食などは極力避けます。自分のプライベートな時間もとても大切にしているからです。家族との時間、趣味の時間、お稽古の時間。どれもが自分の波動を高め、癒しをもたらしてくれる大切な生命の時間だからです。
仕事のできる経営者は、プライベートに仕事を持ち込みません。プライベートと仕事が混在してしまうと、挙げ句の果てには生きがいを喪失してしまうことをよく知っているからです。仕事は仕事、プライベートはプライベートと明確に線引きしながら、両者のバランスを上手く取っています。これは経営者としては大切なことで、横領や使い込みの温床を自らきちんと封印する意味もあります。
ゆったりタップリと自分の時間を使って、夜8時か9時には夢の中にいます。早寝早起きが習慣化していると、寝つけない、眠りが浅いなどの不眠症とは無縁になります。どんな場所でもすぐに寝入ってしまいます。グッスリと眠って、早朝には自然にスッキリと目が覚めます。
早寝早起きをしている経営者は、このように一日24時間はとても短いけれども、とても長く充実した一日を過ごしています。