こんにちは。看護師の青木直子です。今日は自律神経のお話です。
【絶妙な神業バランス】自律神経のお話
・目が疲れる
・頭がズキズキ痛む
・顔がほてる
・めまい、たちくらみ
・疲れているのに眠れない
など。
これらは何が原因でおこる症状かご存知でしょうか?
ご存知の方も多いと思いますが「自律神経のアンバランス」から起こるものです。
で、「自律神経」っていったい何?
簡単に言うと、、、
寝ていても仕事していても生命維持のために勝手に働いてくれる神経のことです。
仕事しながら、「心臓の拍動リズム」まで考えていられないですよね。だから、生きていくうえでとってもありがたい存在なのです。
その自律神経には二つあって、「交感神経」と「副交感神経」と呼ばれています。聞いたことがあるかもしれませんね。
交感神経は闘争モードのときに
副交感神経はリラックスモードのときに
副交感神経はリラックスモードのときに
優位になります。
(「優位」という言葉もなんとなくイメージがつくと思います。優勢になる、上回る、といった意味です)
呼吸したり、心臓を動かしたり、消化したり、レム睡眠になったり。これらは通常は「無意識」に行われていることです。
私たちはこうやって「無意識」のうちに
自分の身体を緊張させたり、リラックスモードにしたりする、絶妙な「神業バランスシステム」のもとで、生かされています。
生きているという現象が、まさに奇跡です。(しかも日本で!!)
しかし、この忙しい現代において、休みたいと思ったときに休める人がこの日本にいったいどれくらいいるのでしょうか?
身体が休息を欲していてもやらなければいけない仕事があれば活動し続けるのが現実でしょう。
「休みたい」という本能的な欲求を、「やらなければいけない」という理性で抑え込んでいると、脳内で指令が入り乱れます。
「今、休みたいの? 活動したいの? ……? いったい、どっちなの?!」
その結果、、、
活動しながらリラックスモードの「副交感神経」が活発になったり、
眠りながら闘争モードの「交感神経」が活動し始めたり、
脳内の指令が、とってもややこしい状態になります。
「集中できない」
「考えがまとまらない」
「寝てる気がしない」
「途中で目が覚める」
こんな風にメリハリのない状態が続くことになります。
活動と休息、緊張と弛緩
これらを上手にできないと健康を損ない病気を発症する、ということも、十分にありえます。
これらを上手にできないと健康を損ない病気を発症する、ということも、十分にありえます。
日常において私たちは、自分で自分のことをコントロールしているように思いがちです。
しかし実際には、脳からの指令の下で働く自律神経やホルモン作用の影響をバンバン受けながら毎日、生活しています。
「最近、集中できない」
「うっかりミスが多い」
これは環境のせいでもなく、できの悪い人間だからでもなく、、
むしろ、正常な人間だからこそ理性によって脳内に混乱した状態を作り出してしまった結果である場合もあるのです(T_T)
そんな困ったちゃん状態の時は、とにかく…
①頑張るときはしっかり頑張る
②休む時はしっかり休む!
この二つを意識して、生活にメリハリをつけてみるといいでしょう。
しかし、、、
それがうまくできなくて困っているんだよ!という場合もあると思います。
何でリラックスできないのかどうしたらリラックスできるのか自分でもわからない。
人は、心になにか問題を抱えてストレスを感じているときに身体の筋肉に緊張が入ります。
そうすると私たちの脳は「今は戦闘モードなんだ」と勘違いします。
すると、自分では意識していなくてもいつの間にか交感神経が優位になり緊張状態が続きます。
そんな時に、先に心に抱えた問題を解決しようとすると出口のない迷路にはまり込んでしまいます。
ならば先に、筋肉の緊張を緩めることで副交感神経を優位にすればいいんじゃないか?!
そうすることで誰もが心に問題を抱えながらも、リラックスモードに入ることが可能になるのです。
心に抱えた問題を、本当に解決するのは時間がかかるかもしれません。
でも問題解決するまで
ず~っと、
ず~っと、
無意識に緊張状態を続けていたら心身がもちません。…っていうか、病気になります。
そんな時は、だまされたと思って、まずは体の緊張をほぐしたらいいのですね。
体操、ヨガ、整体もいいですし、ツボ押しもいいでしょう。軽く運動することもおススメです。
アロマトリートメントは心身をリラックスさせるのに向いています。(副交感神経を優位にするようなアロマの精油を使うことも可能です)
頑張りすぎて疲れている人も、そうでない人も、みんな、生まれ持っている「神業バランスシステム」ともいえる人間の体についてみんなでもっと知っていくことで、、、
「心身が楽になるためのヒントが、 きっとみつかる!!」と、私は信じています。
そのために、これから記事を書いていきますので、次回も楽しみにしていてくださいね!
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。少しでもあなたのお役に立てれば、幸いです。