酒造りの工程で、冷たい水にさらされ、冬場はガサガサに荒れる杜氏(とうじ・酒を作る職人)の手肌が、糀に触れている時だけは、うそのように美しく健やかに輝くといわれます。糀が持つ、そんな自然の不思議な働きに着目したロート製薬は、米どころ新潟で昔ながらの糀の魅力を伝える古町糀製造所と出会いました。大切に受け継がれてきた、栄養豊かな糀を研究した結果、糀から抽出した天然保湿成分をロート製薬は化粧品に生かすことに成功!
ロート製薬が着目した「糀」。大人の女性の美肌に役立つ新しい知恵を探していたロート製薬はある仕事をする人の手に興味をもちました。それは、お酒づくりの職人杜氏。常に冷たい水にさらされ、黙々と働く杜氏の手。冬場は手肌が荒れてガサガサになるといいます。しかし、ある時だけ、ひどい手肌の荒れが嘘のようにつるつる、すべすべになるのです。それは「糀」にふれている時でした。
不思議なチカラを持つ糀に、心惹かれている時、運命的に出会ったのが、米どころ新潟で、糀の魅力を伝えていた古町糀製造所でした。蔵の奥深くで、糀を大切に育む「糀室(こうじむろ)」。杜氏たちはここで、いつくしむように、蒸した米を広げた上に、種糀をまぶしていきます。室に満ちる、柔らかい香り。ニ日ほどかけて、次第に米は芯まで糖化し、純白の糀になります。手間ひまをかけた「米に咲く花」、生産量が限られた貴重な糀。古町糀製造所の糀には、自然とともに生きる美しさと健やかさが宿っています!