厚生労働省は2016年の日本人の平均寿命は男性が80.98歳、女性が87.14歳と発表!前年からの伸びは男性0.23歳、女性0.15歳で、いずれも過去最高を更新。世界トップクラスの長寿国で、男女とも香港に次ぐ2位!厚労省の担当者は「がん、心疾患、脳血管疾患の三大死因の死亡率低下が、寿命の伸びに寄与している」と分析。

 

平均寿命は、その年に生まれた0歳の平均余命を示す。全年齢の死亡状況を集約しており、保健福祉水準の重要指標として用いられている。 統計を取り始めた1947年は男性50.06歳、女性53.96歳だったが、医療技術の進歩や公衆衛生の向上などに伴い、右肩上がりで伸びた。今年4月公表の将来推計人口では、平均寿命のさらなる上昇が見込まれ、2065年に男性で84.95歳、女性で91.35歳に達する可能性が示された。

平均寿命

16年生まれの人が65歳まで生存する割合は、男性で89.1%、女性で94.3%に微増。90歳までの生存率は、男性で4人に1人、女性で半数に達している。 将来どの死因で亡くなるかを見た場合、いずれも「がん」の死亡割合(男性29.14%、女性20.35%)が最も高く、平均余命を男性で3.71歳、女性で2.91歳縮めている。他の死亡率は老衰を除き、男女とも「心疾患」「肺炎」「脳血管疾患」の順。大半は年々低下しているが、女性のがんは微増傾向にある。

 

世界50カ国・地域で比較すると、日本は男女とも、トップの香港(男性81.32歳、女性87.34歳)の次だった。 

 

『平均寿命の上位5カ国・地域』
【男性】              
1位 香港 81.32歳    
2位 日本 80.98歳     
3位 キプロス 80.9歳     
4位 アイスランド 80.7歳      
5位 スイス80.7歳   

【女性】
1位 香港 87.34歳
2位 日本 87.14歳
3位 スペイン 85.42歳
4位 フランス 85.4歳
5位 韓国 85.2歳

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